企業における新人の役割

企業に配属された新人が最初に思うことの一つに、「この仕事は誰でもできるのではないか」というものがある。(議事録作成、先方への連絡、資料の印刷、会議設定...etc)
そうした業務をしているうちに、このままで良いのだろうかと思い始める。そのように思い始めるのは新人3年目までに誰もが通る道だ。

誰もが通るからこそこの疑問点は解消しておきたい。人生の大部分を占める仕事だからこそある程度の納得感を持って仕事に臨むのが良いと思うからだ。

さて、そうした一見誰でもできそうな仕事は確かに誰でもできる。何なら自分より効率的に正確に行うことができる人がいる。そうした人達を前にして新人や若手は自信をなくして落ち込んでしまう。(自信をなくしたことがない人達はその会社では上位3割の社員だから安心してほしい。)

自信をなくして落ち込んで良い。誰でもできる仕事を確実にこなしつつただひたすらにできる人の仕事を盗んで自分のものとして行ってほしい。そうして自分の武器を増やしていくことによりできることを確実に増やしていくことを忘れずに進めてほしい。

上司によっては自分の武器を増やすことができない場合があるかもしれない(人間性が飛び抜けていて参考にできない・頭の回転の速さが異なる・経験年数の差 etc)
しかしながら、彼らは永遠に業務を続ける訳ではないし、継続してその業務を続ける訳でもない。彼らの業務の仕方を盗み続けることによって新人・若手は彼らに近づき、確実に成長を続けることができる。反省するのは良いが、下を見続けず成長を続けてほしい。